７５年の来日、思えば一日千秋の思いでこの日が来るのを待ち望んでいました。

来日当日、羽田空港（当時はまだ羽田でした）に行き、彼らが出て来るのを待っていました。マニラから彼らと共に帰国した友人（彼女達は日本人）と合流して彼女達から彼らの宿泊先のホテルを聞いて友人と二人で即、ホテルへ直行し部屋を取りました。

同じホテルだったので彼らに逢う機会は結構ありました。彼らは普通に廊下をウロウロしてましたから。私と友人が彼らの宿泊階に行くとメリルと奥さんが出てきて、気軽に声を掛けてくれて、「君たち何してるの？」と。私達が「Donnyに逢いたいの。何処にいるの？」と尋ねると、「部屋にいるから呼んであげるよ」と私達を部屋の前まで連れて行ってくれてDonnyを呼んでくれました。その時、何かを話した記憶はあるのですが覚えていません。
でも、彼の顔は小さくて本当に綺麗な顔でした。綺麗という表現がぴったりでしたね。当時は。

武道館のコンサート、大阪のコンサートにも行く事ができ大阪でも彼らと同じホテルに宿泊し何度も逢う事ができました。

大阪ではコンサートの合間にDonnyとJayはホテル近くのゴルフの練習場に行ったと情報をキャッチして私達もそこへ向かいました。
行くとそこにはファンの人の姿は全くなく私達だけでした。プライベートだったので写真はさすがにNGでしたが、Donnyにサインをもらい「よくここがわかったね！？」と驚かれました。

今思うと迷惑な話ですよね。今更ながら申し訳なかったと思います。

最後の京都には行く事ができませんでしたが、嵐の様な出来事で夢の中にずーっといた気分でた。

細かい事はまだまだ思い出せませんが、彼らを好きになってDonnyを好きになって私はかけがえのない友人を得る事ができました。
今でも彼女達とは連絡を取り合ってますし、一人はもう家族ぐるみのお付き合いです。四半世紀以上の付き合いになります。
Donnyが私に与えてくれたものは生涯の友という大切な宝ものです。彼を、彼らを愛して本当によかった！

私の青春もまんざらでもないなぁ〜と思う今日この頃です。

（文・写真提供：Corkyさん）