1974年４月頃だったと思います。
ファンクラブからラスベガスツアーの募集がありました。
行けるはずがないと思いつつ、母に話して何日か後に「行ってらっしゃい」と言う言葉。
１０歳の頃からファンなのに、Donnyを実際に見た事のない私はその日から夢を見ているような毎日でした。

旅行の日程は７月２1日発（だったと思います）、６泊８日の旅。
メンバーはほとんどが勿論女子高校生で、社会人の方も何人か、あと家族で参加の方もみえました。

ジミーに、ハーイ！と声をかけたら、「I'M TIRED！」と言って、ドサッと椅子に座りこんでいました。
まだ可愛い坊やだったなぁ〜〜。

アランは結婚したばかりで、スーザンと仲良く手をつないでとても幸せそうにしていたのを覚えています。

興奮状態の私はどうしてだか、誰かの足を踏んずけてしまい、振り向いたらウエィンが立ってて、慌てて謝った覚えがあります。
でも、ウエィンとってもおかしそうに笑ってたわ。笑顔で許してくれました。
結構痛かったと思うわ〜〜！！

ファンミーティングといっても、オズの好意で食べ物も飲み物もある、きちんとしたパーティでした。
でも、私は緊張のあまり何も食べることはできませんでした。
他のメンバーも同じです。

一生に一度あるかないかの夢のような時間はすぐに終わりましたが、私たちファンは前よりもずーっとオズを身近に感じることができ、旅行の間中、夢の中にいるようでした。
このとき、アランが「来年は必ず日本に行くよ」と、みんなに約束してくれました。

このあと、この日２回目(全部で３回)のショーを観ましたが、感動で涙が止まらなかったのを覚えています。
ショーの最後に（スタイリスティックスの）「God bless you, you made us feel brand new、、」とオズ全員で歌うのに別れの辛さが一層増しました。

シアターからホテルまで帰る途中、バスの中から見えるラスベガスの街のネオンが切なかったぁ。。
「グッバィ、マイラブ、、、忘れないわ、、あなたの声、やさしい仕草、手の温もり、、」
アンルイスだよ〜〜！

ラスベガスはこんな具合で終わりましたが、この後、ロス、ホノルルを回り帰国しました。

ロスではオズが持ってたアパートも見学したんですよ。

旅の間中、皆で、紫色の物を買ったり、Tシャツや帽子に「donny」とロゴを入れてもらったり、友達もいっぱいできた楽しいツアーでした。

（文・写真提供：Masumiさん）